人気レストランの料理がお家で楽しめるUber Eats(ウーバーイーツ)では、配達員にお礼のチップを支払うことができます。
アメリカの会社らしい制度ですが、
チップに馴染みのない私たち日本人にとっては、少し戸惑いもありますよね。
- どんな時にチップを払うべき?
- チップを払う方法・タイミングは?
- チップの平均金額は?
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
Uber Eatsの配達員として働きながら、客としてもUberを利用している筆者が、チップについて詳しく解説します!
2023年4月現在の筆者の配達実績です。
Uber Eats(ウーバーイーツ)のチップは払わなくてもよい
Uber Eatsのチップは、払わなくても全く問題ありません。
チップを払うか否かは、完全に注文者の自由であり、アメリカのように「チップを払わないのはマナー違反」というようなことも当然ありません。
(筆者)
Uber Eatsのアプリでは、チップを払うことが当然のように支払い画面が表示されますが、気にする必要はありません。
このことはもちろんUber Eatsで働く配達員も理解しています。
以上を踏まえたうえで、
- 「どんな場合にチップを払うのが一般的か」
- 「配達員がチップを期待するのはどんな時か」
をご紹介します。
Uber Eats(ウーバーイーツ) のチップを払うシチュエーション
一般的にチップを払うのは、配達員が質の高いサービスを提供した時や、悪天候の中を配達に来たときなど、
注文者から配達員に「ありがとう」や「申し訳ない」といった気持ちを伝えたい時です。
具体的に見ていきましょう。
丁寧なコミュニケーションだった
メッセージ機能でのやり取りや、料理の受け渡し時の会話など、「コミュニケーションが丁寧で愛想のよい配達員」はチップを払うに値するでしょう。
「仕事なんだから当然では?」と思われるかもしれません。
しかし、Uber Eatsは固定給ではなく、一件ごとに報酬が発生する「完全歩合制」の仕事です。
限られた時間の中で、いかに多くの配達をこなして時給をあげるかが重要になります。
そんな中、注文者一人一人と丁寧にコミュニケーションが取れる配達員は多くありません。
- 「ただいまお料理を受け取りましたので、これから配達に伺います。」
「お店が混雑しており、お料理の準備に少々お時間がかかるようです。」
など、注文者が状況を把握しやすいよう連絡を入れる配達員。 - 明るく笑顔で挨拶をし、商品を渡した後は帽子・ヘルメットをとり深々とお辞儀をする配達員。
こういった丁寧なコミュニケーションがとれる配達員に出会ったら、チップを贈ってもよいかもしれません。
親切なサービスがあった
通常の配達業務の範囲をこえて、注文者のことを思いやったサービスがあった場合もチップを払う対象になるといえます。
例えば、置き配で注文したときに料理が地面に触れないよう、配達員が自分で用意した紙を敷いて料理を置く といったサービスがあげられます。
(筆者)
中には「余計なことするな!」という方もいるかもしれませんが….
上述の通り、配達員が稼ぐには時間との勝負になります。
また、自転車やバイクで配達をしている人にとっては出来るだけ荷物は少なく身軽にしたいもの。
そんな中で注文者のために、本来用意しなくていいものを用意し、やらなくてもいいサービスができる配達員はチップを貰う資格があるといえるでしょう。
悪天候だった
雨や雪の日の配達で問題なく商品が届いた場合も、チップを払ってよいシチュエーションだと思います。
天気が悪い日は道路が滑りやすくなり、特に自転車やバイクで配達をしている配達員にとっては事故の危険が高くなります。
また、雨に打たれながら長時間移動したり、商品を濡らさないように気を使ったりしていると、心身ともに疲れてヘトヘトになるもの。
「自分の意志で配達をしてるんでしょ?」と言われればそれまでですが、実際のところ筆者を含めて天気の悪い日はチップを期待している配達員は多いと思います。
雨の日の配達について解説した記事はこちら↓
Uber Eats(ウーバーイーツ)のチップを払う方法・タイミング
クレジットカード・電子マネー払いの場合
クレジットカードや電子マネー払いの場合は、次のいずれかのタイミングで配達員にチップを送ることができます。
注文を確定するタイミング
決済画面で住所や支払い方法などの必要情報を入力して進むと、この画面が出てきます。
この時点では、どんな配達員が来るか分からないのでチップは贈らない方がいいです。
「今はチップを贈らない」を選択するか、なにも選択しないまま「注文する」をタップすれば、いったんチップは無しになります。
配達が完了したタイミング
配達が完了すると、この画面になります。
これまでに説明したような、チップを贈りたいと思える配達員であれば、このタイミングでチップを贈りましょう。
過去の注文にも贈ることができる
配達が完了して時間が経過した後でも、過去の注文に対してチップを贈ることができます。
金額の設定方法
デフォルトで設定されている、注文金額の5%、10%、15%、20%のチップを選択します。
また、「編集する」というボタンを押せば自分で任意の金額を入力することができます。
チップを送ると、このようにUber Eatsから感謝のメッセージが表示されます。
現金払いの場合
現金払いの場合は、料理を受け取ってお金を支払う時にチップを渡すことができます。
多いのは、お釣りをチップとして配達員に渡すパターンです。
例)会計が1,800円なので、2,000円を渡して200円をそのまま配達員にチップとして受け取ってもらう。
現金でチップを送る場合は配達員と直接やり取りすることになるので、「配達員が遠慮してチップを受け取らない」など、イレギュラーな事態も考えられます。
その時の状況や配達員の態度を見ながらチップを渡すかどうか判断しましょう。
Uber Eats(ウーバーイーツ)のチップの平均金額は?
それではチップを払う場合、金額はどれくらいが一般的なのでしょうか。
チップの平均は150円ほど
筆者のこれまでの配達でもらったチップを、全て表に出して計算したところ、平均は152円でした。
他のサイトが出している平均でも155円となっていたので、150円代が全体的な平均になると思います。
表に色をつけている通り、最高額は415円で、最低額は10円でした。
ちなみに、これまでに合計880回配達して82回チップを貰ったので、チップが貰える確率は約9%になります。
(筆者)
平均金額は、配達員の人柄や配達エリアなどに大きく左右されます。参考程度にご覧ください。
金額が低すぎるチップは送らない方がよい
1円など、あまりに金額が低いチップは送らないほうが無難です。
「馬鹿にされている?」と感じる配達員がいるかもしれないからです。
(筆者)
海外の事例ですが、0.01ドル(約1円)のチップを送られた配達員が怒ってSNSに画像をアップして、ニュースになっていました。
そもそも配達員がチップをもらえるのは10回に1回程度です。
たとえ精一杯サービスしていようが悪天候の中であろうが、チップを貰えないことが普通であり、貰えなかったからといって注文者に腹を立てたりはしません。
「無いよりはいいだろう」と考えて1円、2円のチップを送るくらいなら、送らない方がよいでしょう。
(筆者)
現金払いでお釣りをチップとして渡す場合は、金額は気にしなくて思います!
チップを払うと、配達員にはどう表示される?
注文者がチップを払うと、「チップを獲得しました」という通知が配達員のアプリに表示されます。
しかし運転中・移動中の場合が多く、通知も一瞬で消えてしまうために、見落とすことがほとんどです。
そんな場合も、配達員は以下のように「売上状況」からチップを確認することができます。
チップを贈った注文者の名前は表示されず、市町村名までのざっくりした住所だけ分かります。(グレーで隠している部分です)
そして配達員が「チップへのお礼を送信」というボタンを押すと、今度は注文者の方に「Thanks for chips!」といった定型文の通知が表示されるようになっています。
売上明細をいちいち確認している配達員は少数だと思うので、チップに対するお礼がなくても気にしないようにしましょう!
以上、Uber Eats のチップについて解説しました。
チップを貰うと、配達員は自分の頑張りが認められた気がして、とっても嬉しくなるものです。
チップを上手く使いこなして、楽しくUber Eatsを利用してください。
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