Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達員は、現金払いに対応するかどうか自分で決めることができます。
現金払いに対応するためには「お釣り」など準備する物も多く、それなりに手間がかかります。メリット・デメリットをしっかり把握したうえで判断したいですよね。
(筆者)
Uber Eats で現金配達の経験がある筆者が感じた、メリット・デメリットをそれぞれ解説します。
この記事で「自分は現金配達をした方がいいのか」の判断材料が得られると思いますので、ぜひ最後まで目を通してくださいね。
2023年5月現在の筆者の配達実績です。
Uber Eats(ウーバーイーツ)で現金配達をするメリット
配達オファーの数が増える
現金払いに対応すれば、その分配達オファーが増えるので稼げるようになります。
筆者の体感だと、現金払いは「注文全体の10%~20%程度」です。
つまり、現金払いをONにすることで1.1~1.2倍ほどオファーが来やすくなるという計算になります。数字のとおり、劇的な変化を感じるほどではありません。
しかし、春や秋など気候が穏やかでフードデリバリーの需要が減少する時期には、オファーが来なくて暇な時間が増えてしまう傾向があります。たとえ1.1倍でもありがたい変化といえるでしょう。
逆に、フードデリバリーの需要が高まるタイミング(夏や冬の気候が厳しい日、土日など)では、現金払いをONにしなくてもオファーが連続して来ることもあります。
そんな時に、やり取りに時間がかかる現金払いをしていると、効率が下がって逆に稼げなくなる可能性も。
「平日は現金払いをON、土日はOFFで配達する」といったように注文需要に合わせて現金払いを使い分けるのが良いでしょう。
現金がすぐ手に入る
Uber Eats(ウーバーイーツ)の現金配達では、注文者から受け取ったお金の全てを、そのまま自分が貰うことができます。
もちろんそこにはUber Eats やレストランが受け取るべきお金も入っていますが、それは配達員の他の売り上げ(クレジットカード払いの配達)から差し引かれるので、銀行などに振り込みをする必要はありません。
つまり、週一回の給料日に振り込まれる金額は減ることになりますが、手元にすぐお金をつくることができます。
とにかく早くお金を作りたいという人にはおすすめです。
(筆者)
「注文者から受け取ったお金は自分のお小遣いにして、振り込まれる分は貯金しておく」というのはどうでしょうか。
Uber Eats(ウーバーイーツ)で現金配達をするデメリット
持ち物が多くなる
現金配達では、「お釣り」や「コインケース」など、持ち物が増えます。
デリバリーバッグと移動手段があれば仕事ができてしまう“身軽さ”が、Uber Eats の強みのひとつです。
しかし、現金配達ではそういったメリットが無くなってしまいます。
筆者はお釣りなどのアイテムを携帯しやすいように、現金配達のときにウエストポーチを活用することをおすすめしています。
ただ、小銭というのは数が多いとけっこう重いもので、腰に巻いていてると長時間の配達でつらさを感じるかもしれません。
盗難や紛失のリスクがある
現金配達では、常に現金を持ち歩くことになるので、盗難や紛失のリスクがついてまわります。
前述のウエストポーチを活用すれば、肌身離さずお金を持っておくことができるので、リスクをかなり抑えることができます。
(筆者)
トイレなどで外したときに、置き忘れることのないよう注意してくださいね。
また、可能性は低いですが強盗被害にあうリスクもあります。
持ち歩く金額は最小限にとどめつつ、注文者とのやりとり以外では現金を周りに見せないよう注意しましょう。
受け渡しの時間が長くなる
注文者からお金を受け取り、枚数を確認して計算し、お釣りを渡す。この一連の流れで1分程度はかかるでしょう。
商品を渡せば終わりのクレジットカード払いの配達に比べると大きな差です。
また、お金の受け渡しの時間で注文者とコミュニケーションを取ることもあります。
「ご苦労様です」「寒い中すみません」といった労いの言葉があれば、「Uber って稼げるんですか?」のような話まで。
筆者はコミュニケーションをとることは好きなので苦になりませんが、できるだけ人と話したくないという人には大きなデメリットになってしまうでしょう。
給料日に振り込まれる金額が減る
メリットとして紹介した「現金がすぐ手に入る」と表裏の関係にあるデメリットです。
現金払いで注文者から受けとったお金のうち、配達員の報酬以外の部分は、クレジットカード払いの配達で稼いだ売り上げから差し引かれます。
その結果、給料日に振り込まれる金額は減ってしまいます。
もちろんすでに受け取ったお金が手元にあるので、マイナスになったわけではないのですが、振り込まれる金額が少ないと、なんだかちょっと損した気分になってしまいませんか?
【個人事業主向け】帳簿付けの手間が増える
最後は、確定申告が必要な人にとってのデメリットです。
青色申告をするために「複式簿記」で帳簿付けをする人も多いと思います。
Uber Eats の売上を記帳するとき、クレジットカード払いに比べると、現金払いは帳簿付けの方法が少し複雑になります。
(筆者)
現金配達で受け取ったお金のうち、「自分の報酬金額」と「Uber Eatsに納める金額」を、分けて記帳しないといけないためです。
簿記は発生主義ですので、毎日の売り上げをその都度書いていく必要があります。少しでも手間は減らしたいですよね。
ちなみに、筆者は「マネーフォワードクラウド確定申告」を使用しています。
帳簿を付けるのは初めての体験でしたが、操作画面が分かりやすく、今も楽々帳簿付けをしています。
(筆者)
一度入力した取引をテンプレートとして登録することで、以後は日付と金額を変えるだけで、帳簿付けができるようになるのも非常に便利です。
いかかがでしたか?
「現金配達をやってみようかな」と思った人は、こちらの記事も参考にしてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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